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2016年7月

輸出コンテナの総重量確定 今後の課題も

7月からSOLAS条約改正に伴う輸出コンテナの総重量確定(VGM)が始まり、重量情報の提出が行われています。
 
現在日本での提出方法は、搬入票によりCYへ伝達する形が取られています。 しかしながら諸外国においては、重量情報をCYではなく船社へ電子的に送信する形態が多く、電子的伝達が世界的な流れとなっています。 電子送信に際しては、現在日本における運用では提出を求められていない重量の確定方法や確定場所などの関連情報も含めて送信するケースが見られ、「電子送信を利用し、尚かつ関連情報も含めたものをVGMとみなす」という認識が海外ではスタンダードになりつつあるとの見方もあります。
 
外地でトランシップする場合に上記関連情報の提出を求められるケースもあり、国土交通省もそのような状況に対して「より安全な国際コンテナ輸送のため、VGM情報の提供に際して船会社から発出されるインストラクションを考慮する必要がある」と指摘しています。
 
改正SOLAS条約において、上記のような電子的伝達の必要性や関連情報の提出が求められているわけではないものの、今後重量情報の申告方法に変更が出てくる可能性もありそうです。(2016/07/29)

2015年のコンテナ取扱量、6年ぶり減少

先日、国土交通省は日本の港湾の2015年のコンテナ取扱貨物量が2116万個(20フィートコンテナ換算)と前年に比べ3%減ったと発表しました。
コンテナ取扱量が前年を下回ったのは2009年以来、6年ぶりとなります。
外貿コンテナ貨物量の4割を占める中国の景気が減速したのが主因とみられています。

内訳をみると、外貿コンテナが3.7%減の1728万個、国内コンテナ(積み替えも含む)は0.8%増の330万個でした。
港別では神戸港が名古屋港を上回り、前年の4位から3位に順位を上げました。
1位は東京港、2位は横浜港となっています。
 

中国、ポートケラン港第3ターミナル建設に意欲

中国国際放送局のレポートによると、中国とマレーシア間にて、ポートケラン港の第3ターミナルの建設に向けての協議がされていると報じられました。このプロジェクトは中国政府が提唱する一帯一路構想(注1)のイニシアチブの一環とされます。マレーシアにとっても、多くの中国船がマラッカ海峡を通過する現状において、中国との協力は興味深いものと報じています。マレーシアは2020年迄にポートケラン港の処理能力を年間1,630TEU迄拡張する計画です。(2016/07/12)

 

(1)一帯一路構想

中国から中央アジア、さらに西アジアにつながる「シルクロード経済ベルト」と、中国から南シナ海、インド洋、アラビア海を経て地中海に至る海上「21世紀海上シルクロード」の二つの地域で、インフラ整備、貿易促進、重要港湾の機能を向上させ、周辺地域と経済協力をし、中国を中心とした一大経済圏を築く構想

 

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