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2018年5月

資源ごみ代替市場のベトナム カトライ港で混雑深刻化

注目されている中国の資源ごみ規制により、代替市場として輸入増加しているベトナムのカトライ港は、4月末から5月初めの現地祝日による輸入通関の遅れも手伝い、長期滞貨が8,050TEUにのぼる深刻な港湾混雑が発生しています。

ベトナムでは一定以上の鉄、紙、プラスチックの廃棄物を輸入する場合、天然資源環境省が発行するスクラップ輸入適合証明書の取得が必要ですが、同証明書なしの輸入や、証明書偽造などの不法行為が増加していた為、税関による摘発が行われていました。 結果として発見された違法輸入貨物が、長期滞留してしまっているようです。

現在対応措置が取られていますが、混雑はしばらく続くことが予想されます。

資源ごみ輸送 輸入規制強化で不透明感強まる

先にお伝えした中国による資源ごみ輸入規制強化の影響で、欧米や日本から中国向けの輸出が激減しています。
これまで資源ごみは日中航路のインバランス縮小や空コンテナの回送費用削減に貢献し、船のスペースを埋めることのできる貨物として重宝されてきました。
しかし、他の貨物と比べて運賃が低いことから輸送が赤字になるケースもあり、近年の船社の経営環境の悪化を背景に、積極的に引き受ける船社が減少傾向にありました。

こうした中、中国に代わる新たな受け入れ先として、東南アジア向けの輸出が拡大してきましたが、東南アジア諸国も環境悪化などの懸念から輸入規制を強化する動きを見せています。
規制強化によるリスクを回避するため、廃プラスチックや古紙など資源ごみの引き受けを一時的に停止する船社も出てきました。
中国による輸入規制も今年末、来年末にかけ対象品目を広げながらさらに強化されることが見込まれている中、資源ごみ輸送の流れに不透明感が強まっています。